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3D Modeling

Blenderに、アドオンをインストールする方法~Blender初心者の方でも簡単にできるBlenderチュートリアル



Blenderにアドオンをインストールする方法をご紹介します。

Blenderは、無料で利用できる統合型3DCGソフトです。


単体でも有償の他ソフトと同等のスペックを有しており、「アサシン クリード」「Far Cry」のUbisoftアニメ部門がメインツールにBlenderを採用したことでも話題になりました。


そんな、Blenderの基本機能にユーザーが自由に追加できるプラグイン(追加機能)のことを「アドオン」と呼びます。

Blenderには豊富なアドオンが、サードパーティを中心として開発されており、有償から無償まで幅広く機能追加を行うことができます。


ただ、3DCG初心者の方には、アドオンの追加方法がわからない場合も多いかと思います。

Twitterでも、Blenderアドオンのインストール方法がわからないという方も多いようです。



今回は、Blenderのアドオン追加方法を、順を追って丁寧に解説しましたので、アドオンの追加方法でお困りの方は是非ご参考になさってください。








 


インストール方法1:確実にインストールする


まずはアドオンをダウンロードします。

今回は、無料でダウンロードできる「Jewelry」というアドオンをGitHubからダウンロードします。どのアドオンも基本的にインストール方法は同様です。

まずは、GitHubで「Jewelry」のページを開きます


画面やや右側にある「コード」アイコンをクリックして、ZIPファイルをダウンロードします。ダウンロード先は、ご自分のPCでも、外部ディスクでも、クラウドでも大丈夫です。


ダウンロードが完了したら、ZIPを解答します。

私は7ZIPを使って解凍していますが、どの方法で解凍していただいても大丈夫です。




解凍した「Jewelry」フォルダを開くと、このように多くのファイルで構成されたアドオンであることがわかります。

実は、BlenderアドオンをBlenderにインストールする方法は、2つあります。

今回のように多くのファイルで構成されたアドオンをBlenderにインストールする場合は、Blenderファイルのアドオンが格納されているディレクトリに、「Jewelry」ファイルを移動させる方法を使用します。

まずは、フォルダを開きます。

「PC」内のWindows(C)を開きます。

「Windows(C)➡Program Files ➡ Blender Foundation ➡ Blender2.91(使用しているBlenderのバージョンならどれでも大丈夫です) ➡ Script 」の順にフォルダを開いていきます。

「Script」フォルダ内に「addon」フォルダがあります。ここに、Blenderのすべてのアドオンは格納されているので、追加したいアドオンファイルをこちらに移動させることで、アドオンをインストールすることができます。



上図のように、ドラッグ&ドロップで、ファイルを移動し、「addon」フォルダを開くと


このように、「Jewelry」フォルダが、移動されていることがわかります。


正常に、「Jewelry」アドオンがインストールされているかを確認するため

Blenderを開きます。


インストールされているアドオンを確認するためには、環境設定を開きます。

Blenderのナビゲーションパネルから、「編集」➡「Preferences」を開きます。



「Preferences」が開かれると、左側に各項目のタブがありますので、その中から「アドオン」をクリックします。

すると、Blender内にインストールされているアドオンが一覧で表示されます。

右上にある検索窓から、「Jewelry」と打ち込むと、上図のように「Jewelry」アドオンが見つかります。

正常にアドオンがインストールされいるので、アドオンを有効化します。

インストールしたアドオンは、まだアクティベーションされていません。


アドオンを有効化するときは、左側の□をクリックします。

すると、アドオンが有効化されて、チェックマークが入ります。

この時点で、インストールしたアドオンをBlenderを使用することができます。



 


インストール方法2:pyファイルを利用して簡単にインストールする


インストール方法1を解説した際に少し触れましたが、Blenderでアドオンをインストールする方法は2つあります。


2つ目の方法は、1つ目に比べて簡単ですが、条件付きのインストール方法です。

まずはインストール方法を見てみます。

今回は、「RenderBrust」というアドオンです。


インストール方法1と同様に、まずはアドオンをダウンロードしましょう



GitHubから同様にファイルを任意のフォルダにダウンロードしました。


次にBlenderを開き、Preferencesパネル(環境設定)に入ります。


Prenferencesパネルを開いたら、パネル右上の「Install」をクリックします。

インストールをクリックすると下図のように、フォルダを開くことができるので、そこからインストールしたいアドオンのZIPファイルをダブルクリックします。



するとPreferenceパネルのアドオン欄に、ダウンロードしたいアドオンが表示されます。

後は、インストール方法1と同じように、表示したアドオンの左側の□にチェックボタンを入れることでアドオンをアクティベートすることができます。


インストール方法2の注意点

こちらのインストール方法は、pyファイル(BlenderはPythonというプログラミング言語で書かれていますが、pyはPythonファイルの拡張子です)が多数含まれている複雑なアドオンでは、うまく機能しない場合もあります。

その場合は、インストール方法1を行うと、基本的にどのアドオンでもインストールすることができます。

追加したアドオンに応じて、使い分けてみるとよいでしょう。




 

アドオンをインストールするときの注意点


①サードパーティ製のアドオンはバグを起こす可能性がある

アドオンには、大きく二種類あり、Blender Foundationが提供する公式アドオンと、他の企業や個人開発者が提供するサードパーティ製のアドオンの2種類があります。


Blenderが提供しているアドオンは、当然ですがバグが少ないです。

ただ、サードパーティ製は、割と頻繁にバグを起こします。

基本的には、ユーザーからの意見を通じて、改善されることが多いですが、初心者の方は何が起こったのかわからず困惑してしまうこともあると思います。「バグが起こることもあるんだな~」くらいの心持ちでアドオンを使いましょう。


割と頻繁にバグが起きる

②バージョンを確認する

Blenderは、アップデートの更新頻度が非常に速いことで有名なソフトウェアです。

それ故、ダウンロードしようと思ったアドオンが、最新のBlenderに対応していないことがあります。

多くの場合、アドオンのページには対応しているBlenderのバージョンが記載されているので、自分が使用しているBlenderに対応しているか否かを確認するようにしましょう。


このように対応しているBlenderのバージョンが記載されている



 

最後に:まとめ


早速、Blenderアドオンをダウンロードしてみましょう!

Blenderアドオンには有料のものと無料のものがあります。

無料版にも優れたアドオンは多く、充実していますが、やはり性能的には有料版のほうが優れたアイテムが多くあります。

次にご紹介する販売ページで、是非お好きなアドオンをダウンロードしてみてください。

わくわくするアドオンたちが一杯ですよ(^^♪


有料版のアドオンをダウンロードするなら、こちらがおすすめ:

BlenderMarcket


無料のアドオンをダウンロードするならこちらがおすすめ:

GitHub





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